「運動時の不快な汗を吸い上げるマルチウエア」が、
国際宇宙ステーション(ISS)に搭載決定!
「宇宙滞在時の生活」をサポートするため、
今度はエベレスト(8,848m)よりも遥かに高い地上400kmの宇宙へ!
2023年以降、ISSに搭載予定。

健繊株式会社※1(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 吉木 伸彦)が「ひだまり®※2」製品で築き上げた技術を基に提案したアイデア「運動時の不快な汗を吸い上げるマルチウエア」の開発が完了し、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、理事長 山川宏、以下、JAXA)による「第2回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集」において、「国際宇宙ステーション(ISS)搭載可」と評価されました。
この度、「HIDAMARI® SPACEDRY–WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」と、「HIDAMARI Qomolangma 8848®(ヒダマリチョモランマ)」の2製品が採用となり、2023年以降に宇宙に行き、宇宙飛行士のQOL(生活の質)向上に貢献すべく、「宇宙滞在時の生活」をサポートすることとなりましたので、お知らせいたします。

JAXA1

●採用までの流れ

「地球で一番高いエベレストを制したひだまり®が今度は大気圏を破り宇宙へ」という強い想いから、JAXAが実施した「第1回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集」にエントリー。
結果は「ISS搭載候補品としては非選定」であった。
その後、JAXA「THINK SPACE LIFE※3」プラットフォームにおける「コミュニティ活動」へ参画、「THINK SPACE LIFE」コミュニティメンバーとして沢山のオンライン・オフラインイベントに参加。
そこで得た宇宙滞在時の様々な課題に対する情報を基に「第1回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集」で非選定だったアイテムを改良させた「運動時の不快な汗を吸い上げるマルチウエア」の構想をスタートさせ遂に完成。
再度「第2回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集※4」にエントリーし、結果2021年11月「ISS搭載候補品として選定」。
そしてこの度2022年7月「ISS搭載可」と評価していただきました。

●採用された宇宙生活/地上生活に共通する課題と内容

宇宙生活で欠かせないのは半年間にも及ぶ長期ミッションの中、宇宙飛行士の筋力低下を防ぐためにも1週間の内6日間必ず2時間30分(準備時間含む)の運動が計画されています。
その際、地上であれば流れる汗が、宇宙では汗が流れず、肌にまとわりつくことでとても不快な状況になり、毎度タオルで汗を拭き取らなければいけません。
地上においても汗を処理することは夏場の不快な汗、冬場の汗冷えなど、地上生活・宇宙生活双方でも共通の課題となっております。
当社「ひだまり®」製品はエベレスト登山隊(1991・1993年群馬山岳連)が使用し、汗を肌側から外側へ吸い上げることで汗冷えしにくいという製品特徴がございます。
そのエベレスト登山隊で築き上げた当社独自の技術を基に、「運動時の不快な汗を吸い上げるマルチウエア」を製作しております。

●「ひだまり®」製品特徴

(1) 汗冷えしにくい
「ひだまり®」は生地が二重構造または三重構造からなっており、肌側にダンロン®と呼ばれる特殊素材を採用しています。
ダンロン®は透湿性に優れた素材であるため、かいた汗や運動時の汗を外部に放出します。
それにより、肌側は常にサラサラ感があり快適に過ごすことが出来ます。

(2) 他機能と品質へのこだわり
「ひだまり®」は、消臭・抗菌機能も付加していますのでスポーツ等で汗をかいた後でも衛生的に着ることができます。
また、生地の製造・縫製・裁断・検品まですべて日本国内で行われており、最新の技術と長年の熟練した技により、信頼される一品となっております。

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●「HIDAMARI® SPACEDRY–WEAR」

ISS内は常に快適な室温に温度制御されているため、こちらの製品は当社の「暖かさ」を前面に出したアイテムではなく、薄手の鹿の子織り二重構造編地を採用。
汗を肌側から外側へ吸い上げる製品のため、不快な汗問題の解決に向けて薄手の編地にしており、運動時に使用されることが期待されます。
編地の表面には、銀イオンを保持したアクリル原綿と綿を混紡することで抗菌性能をもたせた糸「金魚Ag®」を使用しています。
宇宙滞在時の臭い問題も解決を目指します。

※抗菌機能糸「金魚Ag®」とは
綿糸「金魚®※5」ブランドは1918年(大正7年)にタオル用原糸として誕生しました。
その後、2015年にブランドが復活し、抗菌性能をもたせたものが「金魚Ag®」です。

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●「HIDAMARI Qomolangma 8848®」

エベレスト登山隊でも実証されている編地を使用。
当社最高レベルの暖かさを持つこの製品は、空気層により体温を保持する「ひだまり®」を使用することで、宇宙飛行士を冷えから守ることを目指します。
睡眠時に寝汗をかいても「汗を肌側から外側へ吸い上げる」ため、ISS内でも快適な着心地を保つことが見込まれます。
今から29年前の1993年「ひだまり®」を着用したエベレスト登山隊(群馬山岳連)が世界で初めてエベレスト冬期南西壁ルートの登頂に成功。
くしくもエベレスト冬期南西壁ルート世界初登頂からちょうど30年目の2023年、今度は宇宙に行くことが現実になろうとしています。
まさに「The impossible is now possible(不可能を可能にした)」なウエアである。

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